受験への英語 受験からの英語

英語中級者からの脱却を目指して!

リスニングスピード

おそらく留学して一番最初に重要な能力はリスニングです。

これは語学留学、交換留学、学位留学問わず、リスニングが最も大事です。

 

なぜなら、留学して一番最初は、例えば生活のセットアップをしたり、いろいろな手続きをしたり、参加するイベントの時間や待ち合わせ場所を聞いたり、色んな情報の多くが口頭で入ってきます。

 

また、例えば携帯電話や銀行の口座開設の手続きも長ったらしいパンフレットを全部読むのも面倒臭いので、できれば係の人に聞いて教えてもらった方がおそらく楽です。

要するに、リスニングはすごく大事です

 

ここで、教材英語と生の英語はいくつかの点で違います。

 

(1)アクセント

 

やはり日本人でも日本語に色んなアクセントや癖があるように、アメリカ人の中でも色んな癖があります。一方、教材英語はいわばアナウンサーのようなきれいな英語ばかりなので、この差は大きいと思います。この点は、例えばCNN、VOABBCの街頭インタビューをしてるシーンでアナウンサー以外の人がしゃべってるのをどれだけ聞き取れるか試してみると良いと思います。

 

また、アメリカ人の癖だけでなく、国際的な癖も要注意です。個人的にインド、中東系の英語は難しいなと思います。

 

(2)速さ

 

やはりネイティブは速いです。イメージとしては下の動画の1.2~1.5倍速かなと感じます。


So You Want to Get a Ph.D. in Political Science

 

PhD留学を目指す場合、1.25倍速で聞いてこれがどういうジョークの動画かわからなければ、英語でかなり苦労すると思います。

まぁこれは機械音声?っぽい感じなので、また少し違う気はしますが、良い例だと思います。

 

(3) 文化、基礎知識、背景

 

本当に英語文化で、英語で親しみを持って交流を持つためには、「彼らが興味を持っていることに自分も興味を持つ」ことが大事だと強く思います。

 

例えば、いくら毎日NHKを見ても現地の外国人友人との話題は増えません。SNSや日本人会で日本人とつるんでいても何も変わらないです。それよりも上の動画のような英語のコメディを見て、シェアしたり、彼らが興味のあるカレッジ・フットボールやベースボールの状況を理解したり、ハリケーンのニュースを見たり、新しい留学先のAmazon Primeサービスとかを話したり、そういうのが大事だと思います。

 

こういうのが友人と話すときのリスニングにも役に立ちます。ただ教科書を読むだけではなく、英語の文化を楽しむことがリスニングの大きな助けになるというのは留学前に覚えておくと良い気がします。