留学生に対する不思議な感じ方
夏休みだったので日本に帰ってきました。そこで自分自身に対して不思議に感じたことがあるので、まとめてみたいと思います。
私はアメリカにいるとき、なんとなく居心地の悪さを感じます。それは「ここは自分の居場所ではない」と自分自身が感じているだけではなく、「周りは「ここはお前の居場所ではないぞ」と考えているだろう」とも思っているからだと思います。
そんなことを日ごろから感じながら過ごしていると、日本に帰ったときに日本への留学生にも優しくなったように思います。
例えば、最近街頭で「朝鮮学校に対しても学費無償化を!」と運動しているのを見かけました。昔なら「日本人の税金を他国民に使う通りはないのではないだろうか?」等と保守的な考え方をしていましたが、今は「国際交流や異文化交流はアイディアの源泉のひとつだから、他国民優遇もひとつの政策ではないだろうか」と考えるようになったと思います。
そんな風に自分の過去と比べて相対的に外国人に対して友好的になったとしても、今回の帰国中にも日本人の視点から見てマナーが悪い外国人を見かけたら、ものすごく冷めた気持ちになりました。
自分のように留学生の肩身の狭さや大変さもわかっている人間が日本への留学生に対してこんな冷めた感情になるんだと驚きました。まして留学経験や国際交流経験が少ない人はさらに冷たい感情表現をするでしょう(実際、それなりに真っ当な友人が気軽にチョンのようなマナーの悪い言葉を使うことを何度か見聞きしました)。
なんか、こういう「外国人への冷めた目線」というのが、私がアメリカで苦痛に感じる原因なのに、自分もそれをしてしまうんだなと悲しくなりました。