受験への英語 受験からの英語

英語中級者からの脱却を目指して!

報告

長らく放置していましたが、

少しだけ更新します。

 

 

一応、今年欧米の大学院の受験を行い、

(1)奨学金の獲得

(2)大学院からの合格

をいただいたので、

この秋からアメリカのPhD課程に留学します。

 

このブログは「英語」がテーマなので、

あくまで私の専攻とは

関係なく、ひとりの

ノンネイティブとして

今後も英語の上達のための方法を

自分で考えた結果や

(リンクを許可してる)他の人たちの結果、

その他有意義な情報の発信の場として

利用していきたいと思います。

 

ただ、ここを読んでくださるような方の中には

イギリスやアメリカ留学に際して

不安も抱えている方も多いでしょうから

アメリカでの生活についても

すこしずつ書いていけたらと思います。

 

今後も細々と更新していくのでよろしくお願いします。

Skype英会話体験談

御無沙汰していました。

 

1、2月の間、Skype英会話(DMM)をやっていたので、

その良かった点、悪かった点を比較して感想等を更新したいと思います。

 

良かった点

1.講師の質

多くの人が、Skype英会話を敬遠する理由の一つに

ノンネイティブの講師ばかりというのが大きいと思います。

「変な発音が移ったら嫌」「変な語呂がみにつくと困る」

という不安は回りでも聞きましたし、

僕自身も持っていました。

 

しかし、実際2か月やってみて、

基本的にみんなペラペラですごいというほかありませんでした。

特にノンネイティブの先生なのに、

Resilient, resuscitate, ramification

等、おそらくGREレベルの単語でも

詰まることなく意味を説明してもらえたので、

僕にとっては十分でした。

もちろん、講師の当たりはずれはあるのでしょうが、

僕は酷い人にあたったことはありませんでした。

 

ノンネイティブの講師に教えてもらうと、

「同じノンネイティブに負けてられない」とも思えるので

良かったと思います。

 

お勧めの受講法としては、

毎回新たな先生を探すのではなく、

お気に入りの先生を決めて、

その人と関係を深めていくようにレッスンを繰り返すと、

毎回、自己紹介をする必要も

通り一辺倒の会話をする必要もないので

良いです。

特に、ノンネイティブの方で人気のない方でも

良い先生はたくさんいたので、

人気のない先生をどんどん申し込むと、

次回以降も予約が取りやすくて良いと思います。

 

2.オンライン教材が豊富だった

ニュース記事や発音法などの教材を使うことで、

結構間が持つのはありがたかったですね。

やっぱり、日本語と同じように

間が持たないことはよくありました。笑

 

3.外人と話すことで自信がつく

僕は何度か外国の方と英語で話した経験はありましたが、

やはり外国の人と英語で話すことはまだまだ緊張しますし不安です。

英会話の経験を重ねることで多少は自信になるとは思います。

 

以上の点より、サービスとして、Skype英会話にまったく不満はありませんでした。

Youtubeとか見ると、DMMやレアジョブの体験動画もあるようなので、

そちらで見てみるとイメージがわくと思います。

 

悪かった点

1.英会話でスピーキングが伸びるか

そもそも英会話でどれほどスピーキングが伸びるかです。

英会話は、いわば、アウトプットの勉強です。

アウトプットはインプットしたものをどれだけ効率的に出せるかなので、

そもそもインプットが少なければ意味はありません。

 

そういう意味で、TOEFLやIELTSを集中的に受験する期間に

英会話を受講することはお勧めですが、

だらだらと英会話を続けてもあまり意味はないと思います。

精々半年で十分だと思います。

それよりも単語学習や英文を読むべきだと思いました。

 

また口頭だと些細なミスを聞き流してくれる人が多いです。

聞き流されると講義の意味が下がってしまうので、

指摘してほしい旨を強調する必要はありました。

 

2.予約

やはり好きな先生を好きな時間にというのは

中々難しかったです。

特にDMMは広告にも力を入れて

受講者数を伸ばしていたようなので。

 

3.教材に頼りすぎる危険性

教材が充実していた分、それに頼ると楽を出来ます。

例えば教材を音読するだけで時間を潰すことや、

基本的な発音の練習だけで時間を潰すこともできます。

そうすると、自分の話す時間がすごーく短くなります。

講師も、きっと悪気があるわけではなく

ただ間が持たないのでそれを勧めてくれます。

 

最終的にこういう(

ESL Discussions: English Conversation Questions / Debates: Speaking Lesson Activities

)の中からdiscussion topicsを与えてもらって、

ひたすら自分が話すのが、

一番自分の話す時間を最大化できます。

 

ただしこれは一人でも出来ます。笑

 

総括

想像していたより講師の質もサービスもよく、

月々数千円ということを考えれば

非常に良いものだと思う。

 

一方で、そもそも英会話をただ続けるだけでは、

・インプット量が大して増えない

・講義が単調になり、楽をしてしまう

という欠点があります。

 

また英会話で必要で、英会話で伸ばせる能力としては、

・瞬間的な英作文力

・発音

・リスニング

の3つでしょうが、

いずれも、

・独り言

・瞬間英作文のような教材

・英作文と自己添削

・上記のDiscussion Topicsを利用した独り言

・シャドーウィング

・ディクテーション

などによって伸ばすことは十分に可能です。

むしろ集中して一人で出来る分、

意志さえ強く持ち日々継続できれば

こちらの方が効率的だと思います。

 

以上のメリットデメリットを比較すると、

・英会話経験がない人

・外人と話すことにすごい抵抗、緊張を感じる人

・インプットを活かす場が欲しい人

にはおすすめです。

そうでなくても1か月くらい、留学前や試験前にやってみるのも

割に合うと思います。

 

以上です!

TOEFL (ibt)とIELTS比較 (おまけでTOEICも)

ご無沙汰しておりました。

 

今回はTOEFL ibtとIELTSの比較をしていきたいと思います。

TOEICとの比較も最後におまけ程度でやります。

 

まず皆さんが最も気になるのは

「どちらのほうが点を取りやすいか?」

だと思います。

 

個人的に最も信頼できるcomparisonは、

ETSによる

https://www.ets.org/s/toefl/pdf/linking_toefl_ibt_scores_to_ielts_scores.pdf

このレポートです。

 

こちらは1153人のTOEFLibt、IELTS両方の受験経験のある学生のスコアを利用し、

統計的にどういう点を双方のテストで取ったか調べたものです。

数多くの予備校や調査、ブログが根拠不明瞭な数字を出す中で最も信頼できるものではあると思います。

 

一応、ETSだけではなくIELTS関係者(British Council)の意見も出しておきましょう。

http://www.britishcouncil.jp/sites/britishcouncil.jp/files/jiao_cai_nonan_yi_du_tocefrying_yu_li_jian_ding_shi_yan__0.pdf

 

個人的にはETSのほうが根拠が明瞭ですし、

TOEFL ibtのほうがIELTSより難しい」

とよく聞くので、信頼性は高いと思っていました

 

 

TOEFLの対策は殆どしていません。

一応、試験形式の確認程度はしましたが。 

 

具体的な対策は、TOEFL対策はLが苦手だったので、

Lだけは公式問題集と過去問

 

Official Guide to the TOEFL Test With CD-ROM, 4th Edition (Official Guide to the Toefl Ibt)

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  • 作者: Educational Testing Service
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  • 発売日: 2012/08/08
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Official TOEFL iBT Tests with Audio (Educational Testing Service)

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 を1、2回全部解きました。

それと、Sも眠気覚ましにやってました。

 

ただ、Rは一切触らず、Wもintegratedだけ3問くらい解いた程度です。

 

 

 

一方、IELTSはOfficial系の問題集

 

  

 

 

IELTS Trainer Six Practice Tests with Answers and Audio CDs (3) (Authored Practice Tests)

IELTS Trainer Six Practice Tests with Answers and Audio CDs (3) (Authored Practice Tests)

 

 

Official IELTS Practice Materials 1 with Audio CD

Official IELTS Practice Materials 1 with Audio CD

 

 

これらの多くの問題をやりましたし、

Wは殆どの問題を2回以上、

Lは殆どの問題を3回以上やっていると思います。

 

他にも、IELTSのWritingの問題集や単語帳やら

 

IELTS Writing Task 2: (English Edition)

IELTS Writing Task 2: (English Edition)

 

 

IELTS Advantage IELTS Advantage: Writing Skill

IELTS Advantage IELTS Advantage: Writing Skill

 

 

 

Cambridge Vocabulary for IELTS with Answers and Audio CD (Cambridge Exams Publishing)

Cambridge Vocabulary for IELTS with Answers and Audio CD (Cambridge Exams Publishing)

 

 

 

Check Your English Vocabulary for IELTS

Check Your English Vocabulary for IELTS

 

 

 

Essential Words for the IELTS (Barron's Essential Words for the Ielts (W/CD))

Essential Words for the IELTS (Barron's Essential Words for the Ielts (W/CD))

 

 をやっていました。

 

結局IELTSはそれなりに準備をして、7回受験して、

一度も6.0から点数は動きませんでした。

 

一方、TOEFL ibtは出題形式の確認程度のみ行って、

2回目で91は取れました。

 

どちらも同時期に受けています。

(TOEFLの翌週にIELTSを受験くらいの感じです)

 

 

 

ここで言いたいのは、私だけの経験をもって、

TOEFLのほうが(全員にとって)簡単」

ということではなく

TOEFLのほうがよい点が出る人はいる

といことです。

 

具体的に

どうして自分がTOEFLのほうが点が良かったか、

なぜIELTSが悪かったか

IELTSとTOEFLはどう違うか

セクションごとに書いていきたいと思います。

 

(1)Reading

私は一番点数が出るセクションです。

IELTSだと7.5が一番多かったです。最高8最低7でした。

TOEFLの方が問題量はずっと短いと思いますが、

内容が読みにくいものが多いです。

難度は

TOEFLの普通=IELTSの難しいとき

くらいの違いだと思います。

 

ただTOEFLの読みにくさは、アカデミックの単語をどれだけ知っているか、

例えば、文系の私にとっては生物、地学等の単語が辛いのであって、

それさえ克服すればそれほどかもしれません。

僕はこういう単語はIELTSに出ないので、

あまり対策していなかったのを少し後悔しています。

 

それと、個人的になれないのはディスプレイ上の英文を読むことでした。

IELTSは書き込みをしながら「自分がどこまで読んだか」を

確認しながら回答できますが、

TOEFLではそれが出来ないために、

何度も同じ部分読んでしまいイライラして時間を消耗しました。

 

以上の2点(内容の読みにくさとPC操作)から、

確かに、TOEFLの方はやりにくいのですが、

TOEFLは単語の内容一致など簡単な問題がいくつかあるのが救いです。

 

最終的に、Readingに関してはどちらも難易度は変わらないと思いました。

慣れの問題ですかね。 

 

(2)Listening

個人的に一番苦手なセクションです。(TOEFLだと23点、IELTSは6.0)

そして違いがかなり顕著です。(それとSpeakingも顕著です)

 

TOEFL

・問題文を見ずに3-5分ほどの内容を聞く。

・その後、聞いたものに関して5-6問の小問を問われる。

・全て同じ形式。

 

IELTS:

・問題を先読みできる。

リスニングをしながら、答えていくことを要求される。

・形式が全て違う。

・読み上げ速度がTOEFLより少し早く感じる

 

TOEFLはどっちかというと

「大雑把に話をとらえられるか。そのうえで、多少詳細も問う」って感じです。

そして、個人的に少し慣れると

答えがある程度予測できると思います。

・話が変わるポイント

・登場人物がなにかする理由

などは絶対に聞かなきゃいけない一方、

具体的な数字や地名等は覚える必要はそれほどありません。

(話の流れを左右するような名詞は覚えるべきですが)

また、似たような話でも重要な点は少し繰り返したり、

補足するような表現があるので、

多少聞き取れなくても、前後が聞ければある程度類推できます。

 

一方、IELTSはDictationなど、

聞き取らないと一点もくれない部分が多いので苦戦しました。

その他にも、内容一致問題も、

聞きながら読むことを要求するので、

それも苦手でした。

(当然、事前に多少読んでおくのですが、

それでも僕には無理でした・・・。)

 

結論としてListeningは得手不得手次第でしょう。

一般的にはIELTSのほうが簡単らしいですが、

僕にとってはTOEFLのほうがマシでした。

(ちなみに、同じ理由でTOEICのリスニングも

私は点数が悪いです) 

 

(3) Writing

形式はお互い2つ目の問いは似ています。

Independet Task(TOEFL)とTask2(IELTS)はどちらも

エッセーです。

あえて違いを探すと、字数、PCか手書きかってとこですかね。

トピックについては、

TOEFLは比較的、生活に近いものがおおく、

IELTSは社会問題が多かったですかね。

IELTSのEssay問題はGREのIssue Taskに似ているとも思います。

 

もう一つのタスクについては違いが顕著です。

TOEFLはIntegrated と呼ばれ、

読んで、聞いて、それを要約します。

大体のケースでは、

「Lectureをまとめろ」と言ってるのであり、

パッセージは、講義をまとめるうえで

関連、対比するために必要な限りで十分のようです。

(問題文をよく読みましょう!)

 

IELTSは表かグラフか地図かプロセスの絵が与えられ、

それを正確に描写することが求められます。

使う単語等がみんな似通っており、

パターンが少ないため、

簡単に見えますが、意外と点が出ません。

些細な違いで点数がわかれるんでしょうね。

僕は点数をなかなか出せませんでした。

添削してもらった限りだと、

辞書使っても推定スコアが6.5どまりでした。 

 

全体的に、

採点はIELTSのほうが厳しいです。

これは間違いありません。

 

ほかの方のブログでも、

私はもちろん、私自身の友人を含めても、

一番IELTSで恐ろしい点をとりかねないセクションだと思います。

 

特に上級者、TOEFLで100を軽くオーバーし、

IELTSもOAで7.5や8.0いってるのに(!)、

Wだけ6.5や6.0という友人や話を

何人か見ています。

(Rが満点でSやLもほぼ満点じゃないと

ありえないスコアですね・・・)

 

それくらいIELTSでは怖いセクションです。

 

私自身、TOEFLでraw scoreは

4.0-5.0のスコアが出たりしたのですが、

IELTSだと6.0がやっとやっとでした。

ともかく、厳しい。

冠詞の間違いとかも、減点しているようです。

 

 

また、どうしても対策しようがなく

厳しい問題が手書きという点です。

字数カウントも自分で数えます。

それと、途中でカット&ペーストできません。

当然ですが。

つまり、途中から内容の大幅な改変は不可能です。 

 

つまり、イントロで書いたこと以外に、

途中で新たな妙案が思いついても

案を捨てるしかありません。

計画にない大胆な意見を足すと、

coherenceのないエッセイになります。

これがやはり厳しいです。

最初2、3分でアイディアを出し切るのは

なかなかむずかしいです。

また、最後に自己添削やワードカウントの時間を

5~10分残そうと思うと焦ります。

すると、構成でこけます。

 

字数に関しては、自分のやってみたところでは、

IELTS:多くても構わないが、その分増えたスペルミス、文法ミスは厳しく減点する。

⇒長すぎるのは推奨しない。

TOEFL:そもそも文法やスペルミス等で厳しく減点しないので、内容が濃くなる分、長いのは悪くない。

⇒長いのOK。歓迎。

って感じました。

 

ちなみに、もしこれを読んでいる方が

IELTSのOAで6.5や7.0を目指す程度であれば、

"To what extent do you agree or ~"の部分に

「○○にある程度賛成するが、××にも一考の余地がある」

というような書き方はしないほうが絶対に良いです。

 

構成がわかりにくい文章≒意味の分からない文章

と読まれかねません。

いくら論理的思考力やアイデアが豊富な人でも、

「書き方」が稚拙だと、

「アイデア」まで稚拙に誤解されやすいと思います。

 

同様に、あまり些細な例外、留保も考えなくてよいです。

大学院留学を目指す人は、分野を問わず、

曖昧なことを避け、明確に分かっていることのみに

話を限定して述べる訓練を

ある程度受けていると思います。

その結果、

「~~という条件のもとで」、

「~~という例外は、××によって排除できる」

「~~という話も重要であるが、ここでは省略する」

みたいな留保条件等を書きたくなると思いますが、

労力の割に、(よほどの英語力がないと)大して伝わりません。

あくまで僕の経験上です。

 

やはり、時間制限がシビアな中で、

あんまり細かいことを考えるよりも、

ざっくり、多くの人が言っていて

誰にだってすぐにピンときそうな意見を

それなりの英語で書くほうが

分かってもらえる≒(試験上)良いエッセイ

なんですかね・・・。

 

きちんと文法もぼきゃも高いレベルで書ききれる人なら、

この限りではないと思います。

 

(4)Speaking

TOEFL:PCにむかって 

IELTS:面接

 

よく「機械に向かって話すのがいや」と言って

TOEFLのSpeakingを嫌う人がいますが、

何のリアクションもなく真顔&無言で

話を聞かれるIELTSのSpeakingのほうが

よっぽど嫌でしたね!!!!

 

当然、面接官によります。

概ね、男性面接官は僕は苦手でした。

女性のときは、笑顔を見せ、

「うん、うん」と相槌をうってくれたりもするのですが、

男性は怖かったです。

 

それと、IELTSのほうが、

突拍子もないことを聞いてきます。

Task3にもなると

「貴方の国ではどんな人が有名ですか」

「貴方の国では若い人がテレビを見る時間は

変化していますか?またその理由はなんですか?」

など、今まで考えたこともなく、

理由もすんなりとはでないものが多いです。

そして、喋れないとシビアに点数が下がります。

ただいったん流暢にしゃべれるようになると、

かなり簡単に感じるらしいです。

 

一方、TOEFLは聞いたことの要約なので、

話の構成を考えたりする必要はなく、

聞いたことをすこしパラフレーズして

話せばOKなので、

話すのが苦手な人には大分楽だと思います。

確かにIntegratedは厄介ですが、

最低限のrequirementさえ満たせば、

時間を余らせたり、

聞き取れなくて全然わからんく

ほとんど「あっ・・・あっ・・・」

だけでも15点近くは出るようになっています。

その点気楽です。

ただ、24以上を目指すのが

かなりきついとも言います。

 

よって、目標点が低い場合、

TOEFLのほうがやりやすく、

目標点が高い場合、

IELTSのほうがやりやすい

のかもしれません。

 

 

と、全体をまとめました。

再度要点だけをまとめると、

R:ボキャの難度、PCのせいでやりにくさはTOEFLが上。ただラッキー問題がTOEFLのほうが多い。

L:全然違うので、相性次第。

W:IELTSのほうが難しい。

S:目標点数しだい。IELTSは面接官の運もあり。

 

とこんな感じです!

 

 

さて、おまけでTOEICも簡単に触れましょう。

とは言っても、試験形式がTOEFLやIELTSとは違いすぎるので、

あんまり大したことは言えないんですよね・・・。

 

多くの予備校等がいろんな換算を出していますが、

実際、

(TOEIC/100)-10=TOEIC

という式が一番使いやすく

かなり広まってると感じています。

 

 

個人的に、

(1)留学経験なしor1か月未満

(2)TOEICが500~750

くらいの人にとってはこの式の当てはまりは

かなり良いと思います。

 

一方、TOEFLで80~90くらいの人が

TOEICで900を超えるかというと

まず、そんなことはないんじゃないかなと思います。

 

TOEFLが90~100の人でさえ

TOEICで900以上ってそう簡単ではないように思います。

 

なので、もう少し、この式には拡張が必要だと思います。

(そもそも、ETSが責任をもって

相互のデータを比較して公開してくれたらよいんですけどね笑)

 

たとえば、

TOEFL=(TOEIC/100)-10, if 5≦TOEIC≦750

TOEFL=TOEIC/100,        if 750<TOEIC≦850

TOEFL=(TOEIC/100)+5,  if 850<TOEIC

くらいに分けたほうがマシかなと。

 

ただ、こういう雑な分け方だと、

ジャンプする点が出てるんですよね苦笑

具体的にTOEIC750点と755点の人が

この式通りにTOEFLの点を推定すると、

65と76になります。

そんなアホなって感じですね。

 

それだったら、初めから非線形の関数を使って

たとえば、

TOEIC= 12*TOEFL -(1/1000) TOEFL^(2.7)

TOEIC= 13*TOEFL -(1/3333) TOEFL^(3)

 

なんてものを使ったほうがまだ個人的にはマシに思えます。

これも根拠がない上に、

使いにくいことこの上ない指数ですが笑

 

もう、どうせ試験形式が違うし、

TOEICは趣旨も全然違うので、

TOEFLの点数知りたいなら

一回TOEFLの模擬試験受けてください」

でいいと思ってます(なし崩し)

 

正直に言うと、僕自身、

TOEICを真面目に対策したことがないですし、

TOEICの対策を真面目にしてる友人もあまりいません。

英語の勉強にやる気がある人って、

TOEFLとかIELTS受ける人が多いと思います。

一方、TOEICだけやる人というのは

概して就活期にちょこっと勉強するだけの人が

多く、良くても600や700程度なんですよね・・・。

 

まぁTOEICの話はあまりこのブログでは

扱う必要もないでしょう。

いっぱいほかに詳しい人いますし。

 

 

まぁそんなとこですね。

 

_____

2014年12月追記

IELTSで6.5が出ました。

R8.0, L6.0, W6.5, S5.5

でした。

Sが6.0取れてたら、

OA7.0だっただけに悔しいですね・・・。

この時のS難しかったんですよ。

面接官もやさしい人で、

普通に、問題さえこれじゃなければ、

6.0取れてたなって思ったんです。

あぁ~悔しい笑

 

まぁこんなかんじです。

TOEIC RESEARCH REPORT(1)

TOEIC Research Reportというものがあります。

TOEIC: 研究

いわば、TOEICを作っているETS、それ自身がTOEICのことを研究しているのです。

ここでは、

TOEICにはどんな語が含まれているか

・他の試験や、各セクションでどんな相関関係がみられるか

等検証されているのです。

 

良く、こういったことはハイスコアをたたき出す受験者が自身の感覚で述べたブログが多いですが、TOEIC自身が発表しているのでこれを見ない手はありません!!

 

今回は特にTOEICボキャブラリーレベルに焦点をあてたレポートを見てみましょう。

http://www.toeic.or.jp/library/toeic_data/toeic_en/pdf/newsletter/KiyomiChujo_E.pdf

 

僕が面白いと思ったところだけ抜粋します。

まず、多言語の文章はどれくらい単語を知っていれば読めるか1.1.1節で先行研究を紹介しています。たとえば「95%」や「98%」知っていれば大丈夫といった研究や、「15行に1単語まで」、「20行に1単語まで」しか知らない単語が出ないならその文章は読めるという研究が紹介されています。

 

次にBritish National Corpusを使ってTOEICの単語のまとめをしてます。が、面白いと思わなかったので飛ばします。

 

その次は、TOIECのボキャブラリーのレベルです。6ページのFigure 1がTOEIC Bridge TestやTOEIC Testのボキャのレベルを表しています。

これによると、TOEIC Testは3,714語で95%構成されているそうです。

 

次に、同じ基準で評価すると、他の雑誌等はどれくらいのレベルになっているか評価しています。

具体的には、Figure2(8ページ)で

TIMES 6,660

Newsweek 6,259

CNN News, 5144

ABC News, 4953

と記述しています。

正直、ニュースは重要単語が難単語になるので、「5%分からない」ってことがかなり辛いんですよね。苦笑

 

そして、もっと面白いのがFigure 3(8ページ)です。こちらではTOEFLと英検と比較しています。

英検一級 8,230

英検準一級 6,136

TOEFL 6,104

これも面白いですね。

もちろん、ボキャブラリーだけで試験の難易度は決まらないのですが、英検一級の難しさは注目すべきでしょうね。

実際、英検はボキャブラリーだけで点数になるパートが大きいので、語彙数はこの数字以上に大事かもしれません。

 

そして一番最後に中高生の教科書に載っていない物の中で、重要な640語のリストがあります。

つまり、これらをマスターすることが受験英語からの脱却の最短経路になるわけです!

 

以上です。

やはり、TOEICを管轄してるETSのレポートとあって、信頼度が抜群に高いレポートなので、今後もこうして紹介していきたいと思います。

 

ちょっとした英語学習法:動画編

今回は試験対策に限らない英語学習の対策をいくつか紹介します。

 

まずは動画編

 

(1)Youtube


Learn to write in English―English writing ...


5 tips to improve your writing - YouTube

 

「English writing」

「English listening」

「English conversation」

などと入れていくと、いろいろ上記のような解説動画が出てきます。

もちろん、ほかにも、有名人の名前と組み合わせて、

「Jobs Speech」

「Obama Speech」

など、自分の興味のある人の話を聞くのもよいと思います。

学者とか、企業家とか、いろいろあります。

僕は気になる海外製品の宣伝を聞いてみたりもしてます。

 

(2) TED 

TED: Ideas worth spreading

今や、英語学習者なら知らない人は少ないと思われるTEDです。

Ideas worth spreading「広める価値のあるアイデア」の副題のごとく、面白い、興味深い、勉強になるプレゼンが多くあります。

勉強に気が乗らないときにさらっと見ると良いと思います。

 

(3) Nobel Lecture 

Nobel Lectures

ノーベル賞受賞記念講演です。

大学生や大学院生の方だと、自分の専攻の動画を見てみると良いのではないかと思います。

 

(4) Coursera

Coursera.org

大学の授業をネット配信しているサイトです。

apple製品をお持ちの方なら、最近iTunes Uで大学が授業をネットで公開するようになったのをご存知の方も多いと思いますが、それと似たようなサイトです。

HarvardやMITなど、トップ大学の授業を経験することができます。笑

 

今回は特に動画とともに見れるものをまとめました。

次はニュース等、音声だけのものを中心にまとめたいと思います!

 

英文ライティングで役立つサイト:超定番編

今回は受験、資格にとらわれず、手紙やメール等何らかの文章を英語で書くときに有用なサイトを紹介していきます。

 

(1)Weblio英和・和英辞典

英和辞典・和英辞典 - Weblio辞書

言わずもがなです。笑

ただ、和英の精度は悪いですし、英和も特別良いわけではありません。

ま、無料だし文句は言えませんが。笑

 

(2)Oxford Dictionaries

Oxford Dictionaries

synonyms(同義語)が書いてあるのが好感度高いですね!

やはり英英のほうがネイティブの語感にあってるのだと思います。

 

(3)Longman Dictionary

Longman English Dictionary Online

こっちはcollocation(語のつながり)が載ってるのがいいですね。

たとえばconsult と検索すると、すぐ下に見やすく

consult with

と載っていたり。

 

(4)Thesaurus

Thesaurus.com | Find Synonyms and Antonyms of Words at Thesaurus.com

類義語といえばThesaurusです。

類義語検索専用の辞書です。

ちなみにスマホ用のアプリもあります。

やや意味がずれたものまで拾ってくる気もしますが。笑

これを使えば、同じ表現の繰り返しを避けられたり、すこし上品や高級な言い回しに言い換えたりが簡単にできます。

 

(5)Collocation Dictionary

Online OXFORD Collocation Dictionary of English

こちらはコロケーション専用の辞書です。

Longmanよりかなりの種類のコロケーションを扱っています。

 

(6)British National Corpus

[bnc] British National Corpus

Corpusというのは言語研究で、文法的に正しい文章を集めたものらしいです。

いわば辞書の例文集のような。

「こんなフレーズって実際に使われるのかな?」と思ったときに検索してみて、ヒットしなければ、それはネイティブはまず使わない表現です。

たとえ文法的に合っていたとしても避けるべきでしょう。

特にBritishなのでイギリス英語です。

 

(7)Corpus of Contemporary American English

Corpus of Contemporary American English (COCA)

アメリカ英語版のCorpusがこちら。

こちらのほうがイギリス版より充実していると思います。

最初に簡単な登録が必要です。

研究で使われるらしいです。

 

以上のサイトを合わせて使うと、だいぶミスも減って読みやすい英文になると思います。

最近Gingerのような文法チェックまでしてくれるサイトもあるので(僕が未使用なので今回は見送っています)、技術の発展はすごいなあと感じますね。

勉強法(2)

前回の記事の続きです。

 

勉強法(1) - 受験への英語 受験からの英語

 

今回は影響を受けた勉強法の本を良いと思ったものに限定して紹介したいと思います。

 

 

 まず初めに、

東大教授が教える独学勉強法

東大教授が教える独学勉強法

 

 これはつい最近出た本です。

独学の勉強時に気を付けるべきことがよくまとまっており、それは受験や英語、資格等にとどまらず学ぶことすべてに応用できると思います。

本当に良い本だと思います。

著者の経歴もすごいです。

 

 次に、

 

 

偏差値29からの東大合格

偏差値29からの東大合格

 

 これも僕が大学受験を終えてから出た本ですが、良い本だと思います。

Amazonの評価が低いのは「題名詐称」というくらいで、中身の勉強法に対するものは少ないです。

受験向けとして、僕は良いものだと思います。

ややライターになりたいという筆者の自分の文章に酔ったような回りくどい書き方は気になりますが。笑

 

 第三に、

3000人の指導実績を誇る人気No.1カリスマ講師が教える 資格試験の合格技術

3000人の指導実績を誇る人気No.1カリスマ講師が教える 資格試験の合格技術

 

 資格試験、特に会計士や弁護士などは数年越しで勉強し、近年事情が大きく変わってきましたが、長年受かれば人生安泰と思われていただけに競争はずっと熾烈でした。

そこで生み出された勉強法を学ぶという観点から資格試験向けの勉強法もかなり有用だと思います。

正直この本は、「そこまでするの?」というくらい細かい本ですが、「そんな方法もあるんだ」と勉強になりました。

勉強法についてよくまとまってると思います。

 

第四に、

 

脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

 

 これは、勉強法というより、集中力高め方全般の本です。

長期的に勉強する場合、生活から改善することが不可欠です。

そのための一冊としてかなり良いと思います。

 

第五に、これは趣旨と少し違いますが、

 

フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術

フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術

 

一昔前に、速読が流行りました。

英語の速読ではなく、母国語の数百ページの本を1時間やそれ以内で読み終わる読書法というものです。

胡散臭いですよね。笑

 

ただ、この本は、眼球の動かし方、目の焦点の合わせ方、集中の仕方とあって、これは多少勉強にも通じるものがあると思いました。

そういう集中法を扱っている本はあまり見たことがなかったので、その点目新しさがありました。

 

 

こういうのもなんですが、和田秀樹先生の本は、当たり前のことしか書いてなかったり、定説化されたことを翌年の新本に加えるというものが多く、上記のような本を先に見ておくと目新しさがない本だと思います。ある意味、「効率に気を配るなら誰だって知ってること」をまとめてる点では安心して読める本ともいえますけどね。

 

他にもそういう本多いですよね。

 

一方で、予備校の先生が書いている本は、精神面のことや、自分の哲学、人生みたいなものを語りすぎていて、ちょっとひいてしまうものが多いんですよね。苦笑

 

また良いものが見つかれば適宜足していきます!