交渉の考え方
また更新の間が空いてしまいました。今日はアメリカ人から直接聞いた話をしたいと思います。
私自身が今年から大学で働き始めたのですが、そのなかでどうしても慣れないことが交渉事です。例えば採点をする際に、
「この間違いはN点減点にするぞ」
と概ね決めてから採点をします。そして後から
「この採点は厳しすぎる!担当教員もきびしいって言ってた」
と交渉に来ることがまぁまぁあります。
個人的に採点基準は全員に対して公平になるように気を付けており、こういう交渉は交渉に来なかった学生に対してフェアじゃない気がして苦手です。いわゆる、「言ったもの勝ち」みたいなのは好きではありませんでした。
この話をアメリカ人にしたところ、
「大学は社会に出るためのスキルを学ぶところだ。例えば、社会に出てからも何かしら権限のある目上の人と話して自分の利益を獲得することは重要な能力だろう?ここでは交渉とはそういうものなんだよ。彼らはそういうスキルを大学で学ぼうとしてるんだ」
と教えてくれました。そういわれると、大事な能力だなと改めて思います。
面白い考え方の違いだったので書いてみました。